股関節のこりや緊張感は、日常の活動や長時間の座り仕事などが原因で生じることがあります。そんな不快な状態を解消するために、効果的なストレッチがあります。今回は、股関節をほぐすおすすめのストレッチ5選をご紹介します。これらのストレッチは、忙しい日々の中でも簡単に行えるものばかり。ぜひ試してみて、股関節の健康をサポートしましょう。
目次
股関節をほぐすストレッチ5選
1. バタフライストレッチ
バタフライストレッチは、座った状態で足裏をくっつけ、膝を外側に開いていく動作です。骨盤周りの筋肉をほぐし、股関節の可動域を広げる効果があります。以下の手順で行いましょう。
- マットや床に座ります。
- 足裏をくっつけ、膝を外側に広げます。
- 足の裏同士をしっかりとくっつけたまま、膝をゆっくりと下げます。
- 快適な状態で保持し、深呼吸を繰り返します。
2. ランジストレッチ
ランジストレッチは、前脚の膝を90度に曲げ、後ろ脚を伸ばすポーズです。ヒップフレックス(大腿部を曲げる筋肉)をストレッチすることで、股関節の柔軟性を向上させます。実施方法は以下の通りです。
- 立ち位置から一歩踏み出し、前脚の膝を90度に曲げます。
- 後ろ脚を伸ばし、かかとを床にしっかりとつけます。
- 身体を前方に傾け、前脚の伸ばした方向にストレッチを感じるまでキープします。
- 反対側も同様に行います。
3. ピジョンポーズ
ピジョンポーズは、四つん這いの状態から片方の足を前に引き、膝を曲げるストレッチです。お尻周りの筋肉をほぐすと同時に、股関節の柔軟性を高めます。手順は以下のとおりです。
- 四つん這いの状態になります。
- 片方の膝を、胸の前に引き寄せます。同時に、膝は曲げたままで。
- 反対側の足は伸ばしたまま、快適な状態で保持します。
- 両側で同様に繰り返します。
4. ハムストリングストレッチ
ハムストリングストレッチは、座った状態で一方の足を伸ばし、もう一方の足を曲げてその足の親指に手をかける動作です。ハムストリング(大腿裏の筋肉)を伸ばし、股関節周りの緊張を和らげます。手順は以下です。
- 床やマットに座ります。
- 一方の足を伸ばし、もう一方の足を曲げます。
- 曲げた足の親指に、反対側の手をかけます。
- 上半身を伸ばし、前屈するようにしてストレッチを感じるまでキープします。
5. フィギュアフォークストレッチ
フィギュアフォークストレッチは、仰向けに寝て脚をフィギュアのように組むストレッチです。股関節と内ももをほぐすことができます。詳しい手順は以下です。
- 仰向けに寝転びます。
- 両膝を曲げ、足の裏をくっつけます。
- 両膝を外側に広げ、膝を床に近づけます。
- 快適な状態で保持し、深呼吸を行います。